変形性股関節症って治るの?原因や症状、治療方法とは?
変形性股関節症という疾患をご存知でしょうか!?
変形性股関節症は、有痛性の関節機能障害の一つで骨関節系疾患に分類されます。
高齢社会を迎える日本にとって、
まさに増加の一途をたどる疾患なのです。
変形性股関節症は、
“関節軟骨の磨耗や、変性によって関節の破壊が進み、続発するように骨の増殖性変化をきたす慢性で進行性の疾患”
です。
足の付け根である股関節を構成する骨が変性し、変形することで、主に疼痛を主体とした症状をきたす疾患なのです。
変形性股関節症は、大きく分けて以下の二つに分類されます。
・先行疾患を認めない一次性
・先行疾患を認める二次性
先行疾患を認める二次性の場合が多く、「臼蓋形成不全」や「先天性股関節脱臼」などが先行疾患に当たります。
変形性股関節症は、関節の構造の変化から、荷重時の疼痛や、関節可動域の変化、脚長の変化などが生じることで、日常生活動作が障害されます。
その中でも、歩行障害は、生活の質(QOL)までもを脅かす死活問題といえるでしょう。
果たして、変形性股関節症は治る疾患なのでしょうか!?
そこで今回は、変形性股関節症の原因や症状、その治療方法などを中心に解説します。
変形性股関節症に貧乏揺すりは有効か?
→変形性股関節症に貧乏ゆすりって効果があるの?
変形性股関節症とは?
変形性股関節症は、関節軟骨の変性を主体とし、
関節変形や荷重時の疼痛を症状とする慢性で進行性の疾患です。
日本における有病率は、1%〜4%程度との報告もあり、おおよそ120万人〜500万人程度と言われています。
性差もあり、男性に比べて女性も方が4倍近くの発症率を誇ります。
原因は?
変形性股関節症の原因は、
・先行疾患を認めない一次性
・先行疾患を認める二次性
に分けられます。
この中でも先行疾患を認める二次性の場合が多く、
「臼蓋形成不全」や「先天性股関節脱臼」などを先行疾患として有している場合はおよそ9割を占めるのです。
小児期にこのような疾患を診断された場合は要注意です。
また、骨折や脱臼などに好発する例も認められます。
症状は?
変形性股関節症の症状は、時期によっても異なります。
初期症状としては、歩き始めの疼痛が生じ、徐々に長時間の歩行や階段昇降で強い痛みを感じるようになります。
さらに、関節変形に伴い、左右足の長さの違いや、関節可動域制限、筋萎縮なども生じ、
次第に日常生活動作を行うことも困難となります。
変形性股関節症は治るの?治療方法は?
変形性股関節症は治る疾患なのでしょうか?
変形性股関節症は、骨関節系の退行性変性であり、自然治癒することは難しいとされています。
まして、軟骨の磨耗や関節の進行が進んでいる場合は、構造的な自然回復は難しいです。
それでは、一体どんな治療法があるのでしょうか!?
(1)保存療法
保存療法では、投薬での疼痛のコントロールや、体重コントロール、杖の使用による関節への負担軽減、リハビリテーションなどが挙げられます。
これ以上関節の変性が進まないように、様々な分野からアプローチしていくのです。
変形性股関節症のリハビリテーションに関する詳しい記事はこちら
→変形性股関節症や人工股関節全置換術後のリハビリテーションとは?
→変形性股関節症におけるリハビリテーションの評価項目は?
(2)手術療法
関節の変形が重度であり、日常生活動作にも支障が出る場合は、人工関節への置換などの手術療法が行われます。
最も代表的な手術療法は、人工股関節全置換術であり、変性した股関節を人工物に置換することで、新たな関節を形成するのです。
最大の効果は除痛でありながら、変形の矯正や関節可動域の向上などの効果も期待できます。
変形性股関節症に対する手術療法はこちらをご参照ください!
→変形性股関節症の手術療法とは?どんな種類や方法がある?
→人工股関節置換術のリスクや合併症は?脱臼や血栓に注意!
まとめ
今回は、変形性股関節症の原因や症状、その治療方法などを中心に解説しました。
関節の変形や強い疼痛を自覚した時では、すでに進行している状態であり、手術などへ進展していく場合が多いのです。
できるだけ早い時期の発見であれば、手術療法までの時期を遅らせることも可能であるため、早期の発見・受診が重要といえるでしょう。
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