「有痛性三角骨障害」とは?手術で治る?日ハム大谷選手も…

    
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「有痛性三角骨障害」

なかなか耳にしない言葉ですが、これは足首に生じる障害です。

スポーツなどを行なっている人では、

慢性化しやすく治療が必要な障害です。

 

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「有痛性三角骨障害」とは、

本来存在しないはずの“三角骨”という骨が、

繰り返される力学ストレスなどによって肥大化し、炎症を引き起こしたりする病態です。

 

別名:足首後方インピンジメントなどとも呼ばれ、

主に疼痛を主体とする障害です。

 

さて、かの有名な日本ハムのスターである大谷選手がこの「有痛性三角骨」の障害を抱えていることが明らかになり、

手術によって治療をすることが決まったようです。

 

日本を背負うスターの選手生命は大丈夫なのだろうか?

今後も活躍ができるのだろうか?

誰もが気になるところですね。

 

そこで今回は、「有痛性三角骨障害」とはどんな障害なのか、原因や症状、治療法などについて解説します。

「有痛性三角骨障害」とは?

そもそも“三角骨”というのは、

全ての人に存在するわけではなく、

おおよそ10%程度の人に存在する余剰骨です。(余分に生じた骨)

 

通常は無痛であるものの、

繰り返される力学的負荷などによって炎症をきたすことで疼痛を主体とする症状を呈する障害です。

場所はちょうど距骨の後方あたりに出現します。

主に小児期に出現すると言われ、通常は10ヶ月程度で距骨と癒合すると言われています。

 

日本における検討では、男性では女性では左が多いようです。

(大谷選手も右側ですね。)

 

この三角骨が、ちょうど足首を下に向ける動き(底屈=爪先立ち)によって、

踵骨と脛骨の間に挟まれることで生じる後方インピンジメント障害を、

「有痛性三角骨障害」と言います。

 

 

 

「有痛性三角骨障害」の原因とは?

前述のように、「有痛性三角骨障害」は、

底屈動作によって生じる(挟まる=インピンジメント)力学的ストレスによる炎症です。

 

繰り返し生じる強い負荷といえば、スポーツであり、

特に強い底屈動作を行うサッカーラグビー、そしてクラシックバレエなどで生じやすいと言われています。

(クラシックバレエは爪先立ちの時ですね)

 

もちろん大谷選手のように、野球による投球で踏み込んだ足がボールを放った後などに、

踵が離れる瞬間は強い底屈動作が生じています。

 

 

 

「有痛性三角骨障害」の症状とは?

「有痛性三角骨障害」の症状は、

爪先立ち(底屈)時に生じる足首後方の疼痛です。

 

物理的なストレスが生じて疼痛が生じるため、

何もしていなければ基本的には痛くはありません。

(非常に炎症が強い場合は別ですが…)

 

軽症であればスポーツを続けることもできますが、

一瞬一瞬のちょっとしたプレーが大きく勝敗を分けるようなプロの世界では治療なども検討しなければなりません。

 

 

 

「有痛性三角骨障害」の治療とは?

「有痛性三角骨障害」は、軽度であれば保存療法を行います。

NSAIDsなどの薬物の内服や、ステロイド薬と局所麻酔薬の局所注入などによって疼痛の沈静化を図り、炎症が収まるのを待ちます。

スポーツ復帰などの場合には、テーピングやサポーターなどによって物理的な衝突を和らげる予防法なども用いられます。

 

ただし、基本的に三角骨が生み出している物理的な接触が消失しなければ根本的な解決にはなりません。

よって、保存療法が適応とならない場合は「手術療法」が行われます。

手術といっても、三角骨を摘出する手術です。

 

ただ、足首という複雑な形状上、手術後は皮膚や筋肉の滑走性、筋力や関節可動域の維持や工場などのリハビリテーションは必須となるでしょう。

 

 

 

まとめ

今回は、「有痛性三角骨障害」とはどんな障害なのか、原因や症状、治療法などについて解説しました。

根治的な治療法は手術療法でありますが、

基本的には予後は良好なようです。

手術とリハビリを終えて復活する日本を背負うエースの活躍が楽しみですね。

三角骨より頻度の多い余剰骨が引き起こす疾患はこちらも
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