医療用ホチキス「ステープラー」とは?メリットやデメリットは?糸とは違う?
怪我や手術をした際に、
傷を縫合ために使うものといえば”糸”ですよね。
一昔前から「縫う」という表現で用いられていました。
しかしながら最近では、医療用ホチキスというものが使われているのをご存知ですか!?
手術療法を行う場合や、
裂傷などによる怪我をした際には、
当然ながら皮膚を縫合しなければなりません。
一昔前では、
医療用の“糸”を用いて「縫う」ことによって縫合を行なっていました。
もちろん現在でもそのような方法での縫合もたくさん行われています。
しかしながら現在では、医療用ホチキス「ステープラー」も頻繁に用いられています。
ホチキス…!?
聞いただけで痛そうですが、
糸と比べて様々なメリットやデメリットがあるようです。
そこで今回は、医療用ホチキス「ステープラー」のメリットやデメリットなどを解説します。
医療用ホチキス「ステープラー」とは?
医療用ホチキス「ステープラー」とは、
手術後などに皮膚を縫合するための器具です。
見た目もそのまま“ホチキス”です。
ただのホチキスではなく、
当然ながら医療用として用いることができるものです。
(そもそもホチキスという名称は商品名で、本来は「ステープラー」という)
手術で用いられるほか、裂傷などの救急処置に用いられ、スポーツ現場などでも多用されます。
ちなみに”糸”で行う場合には、それを抜去するときには「抜糸(ばっし)」と言いますが、
ステープラーで行う場合には、「抜鉤(ばっこう)」と言います。
医療用ホチキス「ステープラー」のメリットは?
“糸”で行なっていた縫合から、
「ステープラー」で行うようになるなど、新たなものにとって変わる場合、
当然ながらメリットがあります。
①早く縫うことができる
ホチキスで止めるのと同じように、スピーディーに縫合することができます。
②傷が綺麗
糸と比べて抜鉤後の傷跡が綺麗である
③痛みが少ない
人によるとは思いますが、そのような報告があります。
ただ、ぶつけたりすると針が刺さるようにチクっとします。
医療用ホチキス「ステープラー」のデメリットは?
利点があれば必ず欠点もあります。
そのデメリットは以下のようです。
①皮下を直接縫い合わせられないので出血が出やすい
糸で直接縫うよりも、その縫合力は劣るので、出血が多い部位には使用できない。
②値段が高価
病院側の使用の問題ですが、糸よりも当然器具は高価です。
まとめ
今回は、医療用ホチキス「ステープラー」のメリットやデメリットなどを解説しました。
最近では本当に「ステープラー」を使用する医師などもたくさんいます。
ただ、あくまでその人に合うかどうかであり、メリット・デメリットを考慮してどちらを使うかが選択されるようです。
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