大腿骨頭壊死のリハビリテーションとは?

    
Pocket

スライド14

「大腿骨頭壊死」は、

"大腿骨頭が何らかの原因で壊死をきたす疾患"です。

 

治療方法には、保存療法や手術療法の選択肢がありますが、

いずれにせよ並行してリハビリテーションを行うことが重要です。

 

スポンサーリンク

 

「大腿骨頭壊死」は、

股関節の付け根の部分にある

"大腿骨の骨頭"が壊死する疾患です。

 

ステロイドの全身投与歴や、

長年に渡るアルコールの摂取が発症と関連があると言われています。

 

その症状は、無症状のこともあれば、

壊死した骨頭が圧壊し、激しい疼痛や関節可動域制限が生じ、

歩行を始めとした日常生活動作が困難となることがあります。

 

治療方法には、保存療法もしくは手術療法の選択肢がありますが、

いずれにせよ、病期や治療方法に合わせた

【リハビリテーション】が重要となります。

 

大腿骨頭壊死に関する詳しい記事はこちら
→大腿骨頭壊死とは?その原因や症状、治療法は?

大腿骨頭壊死のリハビリテーションとは?

大腿骨頭壊死に対する治療方法には、

・保存療法
・手術療法

などが存在します。

 

リハビリテーションでは、大腿骨頭壊死そのものを治療することは出来ないので、

 

保存療法の場合は、"症状を進行させないこと"

手術療法の場合には、"手術侵襲からの改善や、動作パターンの改変を図ること"

 

などがそれぞれ目的となります。

 

 

 

保存療法に対するリハビリテーションの実際

 

"症状を進行させないこと"

これこそが大腿骨頭壊死の保存療法のリハビリテーションの目的となります。

 

病期にもよりますが、疼痛が出現した関節は、

疼痛を回避するための二次的な関節可動域制限、筋の不使用による筋力低下、

歩行などの運動不足による体力低下からの回復を図ります。

 

具体的には、個々の症例に合わせた

・関節可動域訓練
・筋力増強訓練
・荷重や歩行訓練

が該当しますが、消炎鎮痛などの投薬状況と併せて進行していくことが重要です。

 

また、荷重に関しては、

適切な杖の指導などによる股関節への荷重負荷の軽減を図ることも重要です。

 

一本杖のみならず、症状が重度で強い疼痛が出現している場合は、

より荷重負荷を軽減できる「松葉杖」などの指導が必要です。

 

 

 

手術療法に対するリハビリテーションの実際

 

"手術侵襲からの改善や、動作パターンの改変を図ること"

これこそが大腿骨頭壊死の手術療法のリハビリテーションの目的となります。

 

大腿骨頭壊死に対する手術療法は、

・関節温存手術(骨切り術)
・人工股関節全置換術

に大別されます。

詳しくはこちらの記事を参照して下さい!
→大腿骨頭壊死に対する手術療法とは?

 

 

手術療法の場合、大腿骨頭壊死そのものは手術によって修正されています。

 

そのためリハビリテーションでは、

術前の機能低下や、術後の侵襲による機能低下からの改善を図るとともに、

二次的な障害の出現がないように術前からの動作パターンの改変が求められます。

 

特に股関節周囲の関節可動域制限や筋力低下の回復は、

術後の主要命題であり、いかに早期に機能改善を図り、日常生活に復帰させるかが重要となります。

 

また、人工股関節全置換術の場合は、脱臼などの合併症を伴う可能性があるため、

十分な生活指導が必要です。

→人工股関節全置換術後の脱臼の原因や時期は?
→人工股関節置換術のリスクや合併症は?脱臼や血栓に注意!

 

 

 

まとめ

今回は、大腿骨頭壊死に対するリハビリテーションを解説しました。

決して大腿骨頭壊死に特別な方法ではなく、

股関節疾患として生じやすい機能障害や能力低下に対する方法と同様と言えるでしょう。


スポンサーリンク
Pocket