反復性肩関節脱臼って何?治療方法は?

    
Pocket

スライド4

「肩関節」は、

全身のあらゆる関節の中でも、

最も脱臼しやすい関節です。

 

一度脱臼を生じると、反復的に生じることもあり、

文字通り「癖」になるために注意が必要です。

スポンサーリンク

 

「反復性肩関節脱臼」は、

肩関節に生じる脱臼で、

その多くが外傷性の脱臼に続発して生じます。

 

外傷性の脱臼の場合、

ラグビーやアメフトなどの激しい接触を要求するスポーツで頻発します。

 

一度脱臼すると、

周囲の筋や関節包、靭帯などが脆弱となり、

反復するように何度も脱臼を生じるようになります。

 

適切な治療を行わなければ、

自然回復は難しく、寝返りなどでも脱臼を生じるようになり、

日常生活においても高度に障害を受けることもあります。

 

そこで今回は、反復性肩関節脱臼について詳しく解説します。

 

脱臼に関する記事はこちら
「脱臼」ってどんな種類や症状がある?好発部位は?

肩関節が脱臼しやすい理由?

肩関節は、肩甲骨の関節窩の中に、上腕骨の骨頭が収まる形を呈しています。

関節窩は非常に浅く、周囲の靭帯や筋肉(ローテーターカフ)が求心位に保つように補強しています。

スライド3

 

このように、構造上の脆弱性がゆえに、

脱臼しやすく、一度脱臼すると「反復」する可能性が高いのです。

 

二度目以降の脱臼では、一度目で外れた方向に”道”のような経路ができてしまい、同じ方向へ脱臼するのです。

 

ちなみに、初回の脱臼年齢が若いほど再発率が高く、

10代に初発した場合は、8〜9割以上の人が再発すると言われています。

 

脱臼に注意が必要な疾患はこちら
人工股関節全置換術後の脱臼の原因や時期は?

 

 

 

肩関節脱臼の原因は?

肩関節脱臼の受傷機転の多くは、

「スポーツ」による外傷です。

 

ラグビーやアメフト、柔道などの激しいコンタクトを要するスポーツで生じやすく、

特に、肩関節の

【外転・外旋】方向への強制によって、

「前下方」へ引き起こす脱臼がその多くを占めています。

 

 

 

肩関節脱臼の治療方法は?

肩関節脱臼に対する治療方法は、骨折などの合併を伴っていない場合は、

「整復」という方法が用いられます。

いわば、元の位置に戻すということです。

 

徒手的に行うこともあれば、

手首につけた重りでゆっくりと牽引する方法などが用いられます。

 

しかしながら、反復する脱臼や、骨折の合併などの場合は、

関節鏡下による「手術療法」が適応となります。

 

繰り返される伸長により、伸びきった靭帯や軟部組織を修復する必要があるのです。

その後は、リハビリテーションなどによって、適切な筋力訓練を行うことで、再発の防止を図るのです。

反復性肩関節脱臼の禁忌肢位は?

 

 

 

まとめ

今回は、反復性肩関節脱臼について解説しました。

繰り返される脱臼を放置すると、徐々に周囲の組織が脆弱となり、

さらなる不安定性を招きます。

また、不安定な関節の使用を続けると、周囲組織を傷つけ、慢性的な疼痛に発展することも少なくありません。

早期治療を心がけ、復帰を焦らずリハビリテーションに励む必要があります。

 

肘関節に発症する脱臼はこちら
子供に頻発、肘の脱臼「肘内障」とは?整復できるの?

(Visited 32 times, 1 visits today)

スポンサーリンク
Pocket