「小趾骨折」とは?治療法はある?固定期間はどれくらい?
サッカーなどのスポーツ選手は、
試合中に足を痛めている素振りもないのに、
試合数日後に、「試合中に骨折をしていたことが判明….」
なんてことが少なくないですね!
骨が折れていてもプレーが出来るのでしょうか!?
サッカー選手のみならず、
軽微な外力などによって生じることがあるのが、
「小趾骨折」です。
スポーツ選手では当然ながら、
接触プレーや、勢いよく踏まれるなどの外力で受傷することがあります。
一方、運動習慣のない人でも、
タンスに小指を強打!
なんてことがありますよね。
(これ、本当に痛いですよね…)
そんなちょっとしたことでも折れてしまうことがあるのが、
「小趾骨折」なんです。
スポーツのようにアドレナリンが全開で、
興奮状態にあるような場合には、
疼痛は感じるものの、プレーは続行できてしまうことも多いようです。
今回は、「小趾骨折」の治療法や固定期間、さらにはリハビリテーションなどについてまとめます。
「小趾骨折」とは?
「小趾骨折」とは、
足の指の中でも最も外側の、
いわゆる第5趾の骨折です。
趾の骨折というのは、
・末節骨
・中節骨
・基節骨
のいずれかの部分の骨折です。
好発部位は基節骨と言われています。
親指だけは末節骨と基節骨の二つからなっていますが、
他の4趾は同様の構造です。
基節骨よりもより近位の骨折は、
「中足骨骨折」と呼ばれています。
「中足骨骨折」に関する記事はこちら
→「中足骨骨折」とは?治療期間や全治はどれくらい?
「小趾骨折」の原因は?
「小趾骨折」は、
・ぶつける
・踏まれる
などの外力によって生じるもので、
一見打撲だと思って放置すると痛みが引かない…
なんてことも少なくありません。
スパイクなどを履いて行う、
サッカーなどでは比較的多く見られる骨折の一つです。
「小趾骨折」の治療は?固定期間は?
受傷早期には、アイシングなどの応急処置が必要です。
激しい痛みや腫脹などが出現してくるので、
速やかに整形外科の受診が必要です。
「小趾骨折」の治療法は、
基本的には保存療法です。
骨折部のズレが生じないように固定が必要となりますが、
ギプスなどの固定でなく、
隣の指とともにテーピングで固定をするなどの簡易的なものが多いです。
固定期間に関しては、
レントゲンなどで骨癒合を確認しながら判断されますが、
数週間で完治すると言われています。
「小趾骨折」に対するリハビリテーションは?
「小趾骨折」の固定期間中は、
むやみに骨折部を動かしてはいけません。
この期間は、患部を参加するようなスポーツを行うことが難しいため、
スポーツ復帰などを目指すアスリートであれば、
患部以外の筋力や体力を維持するようなリハビリテーション、いわゆる運動療法が必要です。
そうでなければ、
通常特別な機能訓練をすることなく日常生活に復帰することは問題ないでしょう。
まとめ
今回は、「小趾骨折」の治療法や固定期間、さらにはリハビリテーションなどについてまとめました。
骨折をきちんと治すには、初期段階からきちんとした処置が必要です。
受診しても打撲と診断され、家に帰されてしまうこともありますが、
痛みや腫れが続くようであれば、再度他院を受診することも必要です。
スポンサーリンク