「足舟状骨疲労骨折」とは?発症年齢や発症原因は?リハビリテーションは何をする?

    
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「足舟状骨疲労骨折」は、

文字通り、足部に存在する“舟状骨”と呼ばれる骨の疲労骨折です。

 

一体どのような人に発症しやすく、その治療方法やリハビリテーションはいかなるものなのでしょうか?

 

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「足舟状骨疲労骨折」は、

足部のアーチ(土踏まず)のちょうど頂点に当たる部分に存在する舟状骨の疲労骨折です。

 

舟状骨はアーチの形成に非常に重要な役割を持ちます。

 

疲労骨折というのはそもそも、

通常の骨折のように何らかの外傷が加わることで折れるものとは異なり、

繰り返される小さなメカニカルストレスによって、

ひびや、ひびの進行が進んで骨折に至るものです。

 

基本的に通常の日常生活で生じることは少ないです。

例えば短期間に集中的に使用するスポーツ選手などは要注意です。

 

本記事では、

「足舟状骨疲労骨折」における発症年齢や発症原因、

さらには治療法や実際のリハビリテーションについて解説します。

「足舟状骨疲労骨折」における発症年齢や発症原因は?

「足舟状骨疲労骨折」は、

そもそも疲労骨折の中でも稀な骨折であるが、

近年増加傾向と言われています。

 

様々な報告がありますが、

全疲労骨折に占める割合は0.7%〜35%とばらつきがあります。

 

発症年齢は、主に中高大生などのスポーツ活動を盛んに行う年代に多く発症します。

その中でもサッカーと陸上競技において多く発症しています。

 

 

「足舟状骨疲労骨折」に対する治療方法とは?

「足舟状骨疲労骨折」に対する治療方法は、

原則、保存療法が適応となります。

 

舟状骨は血管の分布が乏しく治療期間が長く6週間以上のギプス固定や免荷での安静を基本とします。

これまで過度に生じていたメカニカルストレスを軽減させる必要があります。

 

しかしながら、活動性の高いスポーツなどで再発症することがあります。

また、おおよそ保存療法での治癒が可能とされていますが、

転位例や治癒が遷延する例では手術療法が適応なります。

 

ここには、好発年齢である中高生などの選手としての活躍の機会を逃さないために

早期のスポーツ復帰が可能となる手術療法が望ましいという考え方もあります。

 

手術療法には、

骨移植を併用したスクリューによる内固定などの観血的骨接合術や、

DTJ screwを利用した経皮的骨接合術などが行われています。

 

 

「足舟状骨疲労骨折」に対するリハビリテーションとは?

「足舟状骨疲労骨折」では、

保存療法、手術療法に問わず、免荷期間が設けられます。

 

いずれにしてもおおよそ6週程度はギプスや装具での固定期間となり、

患部に対する負荷は原則行えません。

 

スポーツ選手であることが多いこの疾患では、

この時期には、早期のスポーツ復帰に向けてしっかりと患部外のトレーニングを行い、

不要な安静や廃用の要素を取り除いていかなければなりません。

 

その後、ギプスや装具が外れたら、足関節周囲の関節可動域訓練や筋力強化を開始し、

徐々に足趾や患部付近の可動性の改善や筋力強化を進めます。

 

加えて、重要となるのは、再発予防です。

「足舟状骨疲労骨折」はオーバートレーニングなどの過用はもちろんのこと、

足部の形態にも罹患しやすい要素を持っていることが多いです。

 

その原因となるのは、内側縦アーチの低下です。

内側縦アーチが存在することで、

接地時の衝撃吸収や足趾の配列の維持、蹴り出しによる推進など重要な役割を持ち、

舟状骨は内側縦アーチの頂点に位置に存在しています。

 

この内側縦アーチの機能が破綻すると、

いわゆる扁平足となり、前後にある骨からの圧縮力を受けることで疲労骨折が生じると言われています。

 

つまり、内側縦アーチの再構成のために、構成する筋の強化や、

装具療法としてアーチパッドインソールの処方などの対応も重要な再発予防となります。

 

 

まとめ

本記事では、

「足舟状骨疲労骨折」における発症年齢や発症原因、さらには実際のリハビリテーションについて解説しました。

 

好発年齢は中高大生などのスポーツ選手などです。

基本的には保存療法が適応となりますが、転位や遷延例などでは手術療法も選択され、

比較的早期のスポーツ復帰が可能となると言われています。

 

リハビリテーションでは、スポーツに復帰するために患部を含めた全身的な身体機能の維持・改善が必要であり、

再発予防の観点からのアプローチも重要となります。

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