高齢者に頻発「骨粗鬆症」の原因は?ホルモンが関係?

    
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高齢化社会が到来した現在では、

「骨粗鬆症」という言葉をたくさん聞くようになりました。

 

「骨粗鬆症」それ自体は、

命を脅かす疾患ではありませんが、

様々な要介護のリスクとなる疾患へ発展する可能性があります。

 

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「骨粗鬆症」は、

“骨密度”の低下、または“骨質”の劣化などによって、

骨の強度が減少する疾患です。

(またはそのような状態)

 

 

もっと簡単に言うと、

“骨の中がスカスカになって、折れやすい状態”

と言えるでしょう。

 

 

「骨粗鬆症」それ自体は、

命を脅かす疾患ではありません。

しかしながら、様々な要介護のリスクとなる疾患へ発展する可能性があります。

 

 

具体的には、

「腰椎圧迫骨折」や、「大腿骨頸部骨折」は、

骨粗鬆症という基礎疾患を有していることで、

軽微な転倒で容易に生じる骨折です。

 

 

骨粗鬆症は、現代のような高齢化社会において非常に重要な問題です。

高齢そのものが発症のリスクではありますが、

骨粗鬆症にも幾つかの原因があります。

そこで今回は、高齢者に頻発「骨粗鬆症」の原因について解説します。

 

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「骨粗鬆症」の原因とは?

骨粗鬆症の原因は、

大きく分けて以下の二つに大別されます。

 

・原発性骨粗鬆症
・続発性骨粗鬆症

 

前者は、主に加齢などを要因として引き起こされる骨粗鬆症です。

後者は、何らかの疾患や、その薬の副作用などによって引き起こされる骨粗鬆症です。

 

 

健康な状態の骨は、

骨が壊される「骨吸収」と、

骨が作られる「骨形成」バランスが保たれているため、

ある程度の強度の骨密度が保たれます。

 

それが以下のような原因でバランスが崩れることで、

骨密度が低下していくのです。

 

 

 

原発性骨粗鬆症

原発性の骨粗鬆症の中でも、幾つかの原因に分類されます。

・加齢
・女性ホルモンの低下

 

 

骨粗鬆症の多くは、この原発性によるものとされます。

 

加齢による腎臓の機能低下は、

骨形成に重要な「ビタミンD」の産生を低下させます。

同時に骨形成に関わる「カルシウム」の吸収も悪くなり、

骨密度の低下につながります。

 

このような変化は、特に“女性”の場合に顕著です。

女性モルモンである「エストロゲン」が低下は、

骨吸収を促進させ、骨の密度を低下させます。

特に40〜50代で生じる“閉経”をきっかけにこの状態は加速します。

 

骨粗鬆症の患者数は、約8割が高齢女性患者であるという要因は、

このような原因があるからなんです。

 

 

 

続発性骨粗鬆症

続発性の骨粗鬆症は、

何らかの疾患を背景にしていること、

または、その際に服薬している薬剤の副作用などで生じる骨粗鬆症です。

 

疾患によって生じる骨粗鬆症では、

・糖尿病
・慢性腎不全
・動脈硬化
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)

などがあります。

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また、薬剤による骨粗鬆症として、

「ステロイド」による副作用がその殆どです。

ステロイドの投与は、3か月以内に骨への影響が生じ、

長期使用者の約5割が骨粗鬆症を発症しているという報告があります。

 

このようなステロイドを使用する疾患として、

代表的なものには、膠原病などをはじめとした以下のような自己免疫疾患が挙げられます。

 

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まとめ

今回は、高齢者に頻発「骨粗鬆症」の原因について解説しました。

加齢や女性モルモンの影響など、

なかなか予防できないものが多いのが現状です。

 

ただし、バランスの良い食生活や、適度な運動習慣カルシウムの吸収を促す薬剤などによって、

発症や進行を遅らせることは可能です。

医師の指示のもと、適切な対策を講じていくことが、最大の予防法になります。

 

骨粗鬆症の検査や診断方法はこちら
骨粗鬆症の検査方法とは?その診断基準とは?


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