後縦靭帯骨化症のリハビリテーションとは?

    
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“後縦靭帯”は、

脊椎と脊髄の間に存在する靭帯です。

 

何らかの原因によってこの靭帯が骨化することで、

「後縦靭帯骨化症」を発症します。

 

保存療法・手術療法問わず、

【リハビリテーション】が適応となります。

 

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「後縦靭帯骨化症」は、

40歳以上の男性に好発する脊椎疾患です。

脊椎と脊髄の間に存在する後縦靭帯の骨化によって、

脊髄が圧迫されることで、神経症状を呈します。

 

 

後縦靭帯骨化症の原因は、

遺伝的な要因に、加齢糖尿病などの複合的な要因の関連が示唆されています。

脊髄が圧迫される部位によって、その症状は異なりますが、

運動麻痺感覚障害、異常知覚として痺れなどが生じます。

 

 

多くの場合は、

保存療法で経過を観察していきますが、

重度の症状が出現した場合には、手術療法が適応となります。

 

 

いずれの場合においても、

症状の軽減や、日常生活動作の再獲得を目的

【リハビリテーション】が適応となります。

 

詳しくはこちら
後縦靱帯骨化症(OPLL)とは?原因や症状、治療方法は?


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後縦靭帯骨化症に対するリハビリテーションとは?

後縦靱帯骨化症に対するリハビリテーションは、

・保存療法
・手術療法

によって、

その目的や内容が異なります。

 

以下にそれぞれの目的や方法などを紹介します。

 

 

 

保存療法に対するリハビリテーション

保存療法に対するリハビリテーションの目的は、

“症状の悪化を防止しながら、身体機能や日常生活動作能力を維持する”

ことです。

 

保存療法で用いられる“頚椎カラー”などは、

首の伸展運動(反る運動)による神経症状の悪化にを防止するために着用します。

禁忌となる運動の指導や、頚椎カラーを装着した状態での生活指導などを行います。

 

また、持続的な頚椎カラーの装着や肩や首の筋肉のスパズム(コリ)などを引き起こすため、

リラクゼーションや、温熱療法などによって改善を図ります。

 

さらに、軽度の運動麻痺や感覚障害などによって、

日常生活動作が縮小している場合、

全身的な筋力や体力低下を引き起こす可能性もあるため、

適度な筋力訓練などを実施します。

 

リハビリテーションでは、後縦靱帯骨化症そのものを治療することは困難です。

症状を有している状態で、出来るだけ長く、

現在の生活を継続して送れるようにするかが重要です。

 

 

 

手術療法に対するリハビリテーション

手術療法に対するリハビリテーションの目的は、

“手術侵襲からの機能回復と、日常生活動作の再獲得”

です。

 

術後は、筋の切開や、臥床期間などにより、

全身的な筋力や体力の低下を認めます。

 

術前から有していた運動麻痺や感覚障害は、

術後であっても大きく改善することは困難であり、

残存している場合が殆どです。

 

このような状態に対して、

再び筋力訓練や歩行を始めとした動作訓練を行うことによって、

日常生活動作の再獲得を目指します。

後縦靭帯骨化症に対する手術療法とは?

 

 

 

まとめ

今回は、後縦靭帯骨化症に対するリハビリテーションを解説しました。

リハビリテーションでは、

病気そのものの改善は困難でありますが、

潜在能力を十分に引き出し、様々な手段を用いて日常生活への復帰を支援する役割を担います。


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