「顔面神経麻痺(ベル麻痺)」のリハビリテーションとは?守るべき注意点とは?

    
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“口に含んだ水が溢れる”

“片方の目が閉じれない”

こんな症状が出現した場合には、

「顔面神経麻痺」を疑います。

 

「顔面神経麻痺」の改善には、投薬に加えて、

“リハビリテーション”が重要になります。

 

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「顔面神経麻痺」とは、

“顔面神経に支配されている顔面筋の運動麻痺”

です。

普段、多彩な表情や機能を有している顔面の筋が動かなくなってしますのです。

 

 

このような「顔面神経麻痺」にもいくつかの種類があります。

その中でも最も多いのは、

“突発性顔面神経麻痺(=ベル麻痺)”と呼ばれるもので、

明らかな原因が不明なものを言います。

「顔面神経麻痺」のおおよそ8割を占めています。

詳しい解説はこちら
「顔面神経麻痺(ベル麻痺)」の原因や症状、治療法とは?

 

 

「顔面神経麻痺」の治療は、

“投薬”によるものが中心となりますが、

同時並行的に顔面筋の機能改善を目的とした“リハビリテーション”が行われます。

 

 

この”リハビリテーション”では、

単純に運動を行えば良いというものではなく、

考慮しなければ注意点があるのです。

 

 

そこで今回は、「顔面神経麻痺」リハビリテーションについて、

守るべき注意点とともに解説します。


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リハビリテーションの目的は?

「顔面神経麻痺」のリハビリテーションの目的は、

・麻痺した筋肉の拘縮(固まる)を防ぐこと
・麻痺した筋肉の運動を促進すること

が挙げられます。

 

完全麻痺に陥ってしまった場合、

その機能改善はリハビリテーションのみでは困難であると考えられますが、

不全麻痺で自力で運動が起こせる場合には、

その機能を最大限に生かすために、

拘縮の予防や運動の促進が必要です。

 

 

 

リハビリテーションの内容は?

「顔面神経麻痺」に対するリハビリテーションでは、

・温熱療法
・マッサージ
・運動療法

などが実際に行われます。

 

温熱療法は、蒸しタオルなどを用いた血行促進や、

筋の柔軟性を改善するため、実際にはマッサージの前などに行われます。

 

麻痺した筋の不動は筋の拘縮やこわばりを生じさせるため、

マッサージなどによって柔軟性を維持・向上させる必要があります。

 

さらに、このように可動性を十分に持った筋に対して、

顔面筋体操などの運動療法を行うことで、

個々の筋の運動を促進します。

 

 

 

リハビリテーションにおける注意点は?

「顔面神経麻痺」によるリハビリテーションでは、

守らなければならない注意点が存在します。

 

顔面の神経は、

小さな顔面筋を支配する神経が密接に入り組んで走行しています。

 

そのため、再生過程にある神経が、隣接する筋に謝って迷入し、

接続されてしまいますと、“共同運動”と呼ばれる病的な運動が出現します。

 

“共同運動”とは、一つの筋を動かそうとした時に、

意図せず同時に他の筋も動いてしまう状態です。

例えば、「目を閉じたと同時に口角が上に引きあがる」ことがあります。

 

このような神経の迷入による”共同運動”を引き起こさないためには、

「頑張らない」

「強い運動は避ける」

などのことが必要です。

 

一見リハビリテーションの原理とは矛盾するようですが、

一つ一つの筋をきちんと丁寧に動かすことが重要なのです。

 

「顔面神経麻痺(ベル麻痺)」の後遺症や予後とは?


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