「腸腰筋膿瘍」とは?リハビリテーションの効果や必要性は?

    
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「腸腰筋膿瘍」

あまり聞きなれない疾患かと思います。

 

また、一般の人では、腸腰筋という筋の場所も明確ではないと思いますので、

疾患の特徴や、リハビリテーションの効果などを解説します。

 

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「腸腰筋膿瘍」とは、

“腸腰筋に生じる膿瘍(のうよう)”

のことを指し、腸腰筋周囲の限られたスペースに膿が充満する疾患です。

 

 

腸腰筋膿瘍の生じる原因は、はっきりとしないとも言われていますが、

・感染などに起因するもの

・消化器疾患に合併するもの

・栄養受胎の不良

などを言われています。

 

 

その症状は、発熱全身倦怠感などの風邪様の症状に加えて、

背中や下腹部、さらには腰痛や、

股関節の変形が生じることがあります。

 

 

その治療法は、

“安静”を第一とし、抗生剤などの投与や、

場合によっては排膿などのためにドレナージを施行することもあります。

「腸腰筋膿瘍」に関する基礎知識はこちらを参考に!
「腸腰筋膿瘍」とは?原因や症状、治療法は?

 

 

ここで気になるのは、

「腸腰筋膿瘍」に対するリハビリテーションの効果や必要性です。


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そもそも腸腰筋てどこの筋?

“腸腰筋”とは、

体幹と下肢を直接連結する唯一の筋であり、

脊柱から大腿骨に付着します。

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正確には、大腰筋・腸骨筋・小腰筋の3つの筋の総称です。

股関節の付け根の部分に存在する比較的長い筋肉です。

 

起始は、第12胸椎から第4腰椎の椎体側面及び椎間円板側面で、

停止は、全腰椎の肋骨突起です。

 

腸腰筋の機能としては、

・股関節の屈曲運動

・骨盤の前傾運動(股関節固定時)

・腰椎のS字を維持し、適切な姿勢を保つ

などの働きがあります。

 

 

 

リハビリテーションは必要?

「腸腰筋膿瘍」に対してリハビリテーションが必要かというと、

必ずしも必要ではありません。

 

それは、リハビリテーションを行ったからといって、

「腸腰筋膿瘍」自体の改善とは無関係だからです。

 

しかしながら、「腸腰筋膿瘍」によって、

腸腰筋の筋力低下が生じたり、

安静期間が長期に渡った場合には、

筋力や全身的な身体機能の改善という意味でのリハビリテーションは必要となります。

 

 

 

腸腰筋に対するリハビリテーションとは?

「腸腰筋膿瘍」によって、

腸腰筋に何らかの機能障害を生じた場合に、

運動療法が適応となります。

 

腸腰筋は、適切な脊柱のカーブを維持することによって姿勢を維持したり、

高齢者の転倒予防にも重要な役割を果たすとされています。

 

そのため、腸腰筋の筋力低下に対して、筋力訓練などが有効です。

簡単に行える方法としては、

・仰向けでゆっくり足を持ち上げたり降ろしたりする

・椅子に座って背中を丸めないように姿勢を維持しながら腿を持ち上げる

などの方法がありますので、

可能な範囲で行ってみましょう。


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