スキーやスノーボードはこの怪我に注意!手首や膝に好発?

    
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ウィンタースポーツで代表的なスポーツは、

“スキー”または“スノーボード”でしょう。

 

多くの人は一度は経験したことがあり、

一度は怪我をしそうになった経験があるのではないでしょうか?

 

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スポーツによる怪我や障害は、

その競技特性に応じた怪我や障害を呈します。

“スキー”や”スノーボード”は、

板に足を固定すると状況から、特有の外傷を呈すことがあります。

 

 

近年では特にスノーボード人口が増加し、

スノーボードによる事故は、今やスキーのそれを上回っていると言われています。

20歳代の男性の外傷が圧倒的に多いようです。

 

 

スキー・スノーボード共に、以下のような外傷を生じることがあります。

「擦過傷・挫傷・打撲傷」
骨折
脱臼・捻挫」
「筋・腱・血管の損傷」
「刺傷・切傷」
「内臓損傷」
「神経・脊髄の損傷
「頭蓋内損傷」

 

 

最も多いのは、「擦過傷・挫傷・打撲傷」であり、

軽微な外傷で済むのですが、

「神経・脊髄の損傷」、「頭蓋内損傷」、「内臓損傷」などといったように、

直接命に関わるものや、後遺症を残すものなどがあり、

重症となり得る外傷も少なくないのが特徴です。

 

 

今回は、”スキー”や”スノーボード”それぞれの競技特性から、

具体的に罹患しやすい外傷について解説します。

“スキー”で罹患しやすい外傷は?

「膝を使え!!」

スキーの指導を受ける時に聞いたことがありませんか?

 

スキーでは、曲がる際や止まる際などに、

上半身よりも下半身、特にを使う機会が多いスポーツです。

 

例え転びそうになっても、

ストックを持っているため上半身を地面に強打することなどは少なく、

膝から崩れることが多いのです。

 

そのため、スキーで生じやすい外傷として、

【膝の靭帯損傷】が挙げられます。

 

特に“前十字靭帯”“内側側副靭帯”を受傷することが多く、

断裂に至る場合には、手術療法なども必要となる重症です。

 

それらの靭帯損傷について詳しい記事は以下を参照下さい!

 

【前十字靭帯損傷】
前十字靭帯損傷とは?受傷機転や症状、その治療方法は?
前十字靭帯損傷の手術後のリハビリテーション方法は?

 

【内側側副靭帯損傷】
内側側副靱帯損傷とは?原因や症状、その治療法は?
内側側副靱帯損傷のリハビリテーションとは?競技復帰までの期間は?

 

 

 

“スノーボード”で罹患しやすい外傷は?

スノーボードは、若者に人気のスポーツだけあって、

ジャンプなどの技のチャレンジによる結果として生じることが多く、

とりわけ“転倒時”の外傷が多いのです。

 

スキーと違って、ストックもないので、

直接的に床に手をつきます。

 

そのため、スノーボードで最も生じやすい外傷は、

【手首の骨折】と言われています。

 

手首の骨折で代表的な外傷は、

【橈骨遠位端骨折】で、スノーボードなどのスポーツ以外でも、

高齢者の転倒に好発します。

 

詳しい記事は以下を参照下さい!

 

【橈骨遠位端骨折】
橈骨遠位端骨折とは?受傷機転や治療方法は?
骨遠位端骨折に対する手術療法とは?

 

 

 

まとめ

今回は、”スキー”や”スノーボード”それぞれの競技特性から、

具体的に罹患しやすい外傷について解説しました。

実際にはそれだけでなく、全身どこの部位でも生じることがあり、

初心者の無謀なチャレンジには大変注意が必要です。

また、他人への衝突なども少なくないため、十分に注意をしながら楽しみましょう。


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