「巻き爪」とは?原因や治療法は?手術が必要?

    
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「巻き爪」は、誰もが知っている身近な疾患です。

 

それ自体では大きな問題は生じることは少ないですが、

痛みのせいで足をかばったりと、

二次的な障害の恐れもあり、きちんとした治療が必要です。

 

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「巻き爪」は、

別名“陥入爪(かんにゅうそう)”と呼ばれます。

足の爪が通常より横方向へ曲がり、皮膚に食い込んだ状態です。

 

 

男女問わず生じることが知られており、

その罹患率はおおよそ10人に1人と言われています。

症状が生じていない予備軍も非常に多く潜んでおり、

何らかのきっかけで症状が出現することがあります。

 

 

巻き爪そのものの症状は、

弯曲した爪が皮膚に食い込んで生じる“疼痛”です。

皮膚への食い込みが進行すると、皮膚が化膿し、

炎症を起こしたり、感染のリスクもあります。

 

 

さらに疼痛によって、

歩行が不能となったり、かばうような歩行は、

膝や足、さらには腰の二次的な障害を引き起こすリスクもあります。

 

 

そこで今回は、「巻き爪」の原因や治療法、手術の必要性などについて解説します。

「巻き爪」の原因は?

「巻き爪」には様々な要因が関与して発症します。

身体的な要素に加えて、環境的な要素が深く関係します。

 

 

遺伝

巻き爪には、遺伝的な要素も関与します。

ただし、巻き爪そのものが遺伝するのではなく、

巻き爪に“なりやすい体質”が遺伝するのです。

このような体質に加えて、後述するような環境的な要因が加わることで発症します。

 

 

加齢

爪は皮膚の一部です。

加齢によって、爪への水分が減少すると、爪が硬くなり、さらには厚みが増します。

爪は乾燥すると縮小するので、爪の下層の柔らかい部分とともに徐々に巻いてしまうのです。

 

 

「深爪」

巻き爪で傷んだ爪を切るために「深爪」をしてしまうことがあります。

「深爪」は、爪の周りの皮膚の盛り上がりを誘発し、爪の成長を阻害します。

加えて、盛り上がった皮膚に向かって伸びていくので、さらなる巻き爪を招くのです。

 

 

間違ったサイズの靴

サイズの小さな靴など、間違ったサイズの靴を巻くことで、

爪は圧迫され、徐々に巻いていきます。

小さいサイズの靴だけでなく、

大きい靴でも、靴内でのズレは爪とのあたりを招きます。

 

 

スポーツなどの運動

サッカーやランニングなどの足に負担のかかるスポーツは要注意です。

爪への衝撃は、巻き爪を助長します。

また、これらのスポーツでは必然的にきつい靴を履くので、

これもまた巻き爪を助長する因子です。

 

 

 

「巻き爪」の治療は?手術は必要?

「巻き爪」の治療方法には、

・保存療法
・手術療法

があります。

 

 

保存療法

保存療法とは、

切るなどの方法を用いない方法で、

軟膏などを塗って清潔にし、

テーピングやワイヤーにて矯正する方法です。

 

代表的な方法として、

「コットンパッキング」

「ワイヤー固定」

があります。

 

「コットンパッキング」は、

軽度の巻き爪に適応で、巻いてしまった爪と皮膚の間に小さなコットンを挿入します。

爪が皮膚に食い込むのを抑制できるので、疼痛の緩和が図れます。

 

「ワイヤー固定」は、

形状記憶合金のワイヤーを用いて、

巻き爪の両端に開けた穴から通すことで、

ワイヤーの自己矯正力で巻いた爪を矯正します。

ワイヤー装着後より無痛であることがメリットですが、

3〜8ヶ月程度の比較的長期の固定が必要です。

 

 

手術療法

手術療法として代表的な方法に、

「フェノール法」があります。

 

フェノール法では、

フェノールという薬品を用いて、

爪母(そうぼ)と呼ばれる爪の側面の付け根の部分を破壊します。

 

出血が少なく、縫合や抜糸も必要がないため手術当日から入浴も可能です。

ただし、再発率が30%と、比較的高率であるという欠点もあります。

 

 

 

まとめ

今回は、「巻き爪」の原因や治療法、手術の必要性などについて解説しました。

「たかが巻き爪…」

と思われる方も多いと思いますが、

進行すると、疼痛によって歩行が制限がされます。

早めの対策が必要であり、気がついたら受診をすることをお勧めします。

なお、巻き爪を取り扱う科は幅広く、

・皮膚科
・形成外科
・外科

などが対象となります。


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