内側側副靱帯損傷の重症度分類とは?

    
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内側側副靱帯損傷は、

膝の靭帯損傷の中で、最も頻度の高い疾患です。

単独損傷から、半月板などとの複合損傷まで、

その重症度は様々です。

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内側側副靱帯損傷は、

“膝の内側を走行する内側側副靱帯の損傷”です。

大腿骨の外側上顆から、

脛骨のない側面に付着し、

主に膝関節の外反脛骨の外旋を制動しています。

 

受傷機転には、膝の外反ストレスの強制があり、

・接触性要因
・非接触性要因

に大別されます。

前者は、ラグビーやサッカーでのタックル、
後者は、バスケットボールやスキーなどによる急激な方向転換

が要因となります。

内側側副靱帯損傷に関する詳しい記事はこちら
内側側副靱帯損傷とは?原因や症状、その治療法は?

 

内側側副靱帯損傷の治療方法には、

・保存療法
・手術療法

とがありますが、これらは、損傷の重症度により決定されます。

そこで今回は、内側側副靱帯の重症度分類について解説します。


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内側側副靱帯の重症度分類とは?

内側側副靱帯の診断には、

一般的に

・X線によるストレス撮影
・MRI

などによって診断を行います。

または、徒手検査による方法であり、内側側副靱帯損傷には外反ストレステストが用いられます。

それらによって、内側側副靱帯断裂の重症度分類がなされます。

 

I度

I度は、小範囲の繊維の損傷で膝関節の不安定性を認めないものです。

損傷部の圧痛はあっても、外反不安定性はない例をI度としています。

 

Ⅱ度

Ⅱ度は、軽度から中等度程度の膝関節の不安定性を認めます。

しかしながら、靭帯は完全断裂には至っていない(不全断裂)ものです。

 

Ⅲ度

Ⅲ度は、靭帯組織が完全断裂した場合です。

強い痛みを呈し、伸展位であっても外反不安定性を認めます。

この場合は、骨折を伴う場合もあります。

 

 

手術の適応となるのは?

内側側副靱帯の治療法では、重症度に応じて手術療法が適応となる場合があります。

 

Ⅰ度〜Ⅱ度の場合は、保存療法が適応となります。

この場合には、ギプスや装具を使用して靱帯の修復を待ちます。

 

Ⅲ度の場合には、手術療法を検討します。

内側側副靱帯の再建術は、自家腱を用いた術式が行われます。

 

 

 

まとめ

今回は、内側側副靱帯の重症度分類について解説しました。

年齢や生活歴はもちろんのこと、重症度分類に従って、治療方針が決定されるようですね。

特にⅢ度は重症例で、他の靭帯や半月板との複合損傷をきたしている場合が多いので注意が必要です。


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